続いて社会系の科目の勉強法について書きます。
暗記系のどの科目にも言えることですが、
実は、暗記から始めないことが最重要です。
むしろ暗記から始めると多くの人が挫折したり、
点数につながらないまま終わります。
何故かというと、
試験本番では問題という形で知識が問われる性質上、
暗記すべき項目や知識はある程度決まっているのですが、
それを意識せずに、
とりあえず満遍なく一通り覚えていこう…
とやってしまうと、
学習に濃淡がつきません。
結果、覚えるべき内容が、本来必要な分よりも非常に多くなってしまっている
というケースがざらです。
特に真面目な人や完璧主義の人は注意してください。
具体的な勉強法の流れとしては、
①映像や漫画などで流れやイメージを掴む
②副読本(もしくは教科書)でもう少し詳細を掴む
③過去問や問題集を使って、実際に問題に触れる←これが非常に重要です
④メイン教材(出来れば教科書)へ問題を解くのに必要な知識等を書き込む
⑤メイン教材を覚える
といったような順番で学習を進めましょう。
以下、具体的に記載していきます。
①映像や漫画などで流れやイメージを掴む:
映像ですが、youtubeなどで解説してくださっている
講義形式を好きなように見るのでも構いませんが、
日本史・世界史の場合は『web玉塾』の動画を強く推薦します。
アニメーションなのでわかりやすく、
短時間でまとまっていて、印象的で覚えやすくなるような工夫が満載です。
作成されている玉先生は、明らかに教える天才だと思います。
漫画が家や図書館にある場合はそれも利用しましょう。
受験教材として上下巻にまとまった教材もあるので、
これもかなり良いと思います。
隙間時間などの学習にも活用しましょう。
続いて②副読本(もしくは教科書)でもう少し詳細を掴む:
副読本としては、
『金谷のなぜと流れが分かる本』
もしくは、少し古いですが、
『超速日本史シリーズ』
が良いと思います。
両方とも非常にわかりやすい説明で、
教科書を読む前の事前知識として最適です。
ここまでで一通りの流れはつかめたと思います。
③過去問や問題集を使って、実際に問題に触れる:
何度も延べていますが、このタイミングで問題を解きましょう。
共通テストの場合は、過去問をガンガンやってください。
ちなみに、見た瞬間にわかる問題は解けばいいのですが、
この時点ではまだまだ分かる問題の方が少ないと思いますので、
基本的に問題は解かなくて構いません。
最初から解説を読んで、
解説をメイン教材に書き込んだり、
必要な知識にマーカーを引いていきます。
メイン教材は教科書が良いと思います。
金谷先生の他の本など、
メイン教材になり得そうな教材が市販で出ていますが、
社会系科目の場合、
使いこんだ際の見返りが大きいのは、教科書になると言わざるを得ません。
大学受験の場合、結局は教科書を元に作成されていることが多いので、
尚更教科書をお勧めします。
このメイン教材に、必要な知識を集約していきます。
共通テストは一定年度の過去問をこなしていくと、
出るところが大体一緒なことに気づくと思います。
あくまで入学テストであるという性質上、
覚えるべきところは大体決まっているという事ですね。
次回に続きます。