成長に必要な素質や能力のうち、
一番大切な要素の一つは
「人の言うことを素直に聞くことが出来るか」
だと当塾では考えています。
そしてそれは素質ではなく、
能力だと思います。
心から身につけたければ、誰にでも身につくものです。
大前提として何かしら困っていなければそれで良いのですが、
何か目標があって、
そのために今の自分のままでは足りないのであれば、
「成長」
が必要になることかと思います。
成長とは変化です。
変化することなしに、
今のままでたどり着くことの出来る目標なのであれば、
それは只の「調整」であり、
「今の延長」でしかないでしょう。
それで良いというのも一つの考えですが、
せっかく当塾に来てくれるのであれば、
それは勿体ないと考えます。
今のままでは届かない、心から望むものがあるのであれば
変化することへの躊躇は無くなるはずです。
成長=変化に必要なことは、
「これまでの自分の考え・やり方を一旦横において、
目標のために、やりたいと思う事のために、
指導者を信じてまず素直にやってみる」
という心構えです。
指導者への妄信を促すようなことは論外ですが、
とはいえ、
戦略の正しさと同じくらい、やり抜く事も大切だと思っています。
誰かに何かを教えてもらうたびに、
「これって本当に正しいのかな?」
「これって何の意味があるのかな?」
と疑ってばかりでは、
身につくはずの能力も身につかないと思います。
自分の信頼できる人を決めて、
その人を信じぬいてみましょう。
特に、大学受験は成果が出るまに時間のかかる活動です。
ちなみに、
学習を続ける中でしんどくなる時もありますが、
そういったときに、
今やっていることをやり抜くよりも、
指導者側を疑いたくなることもあると思います。
その際、「何が正しいのか」にこだわってしまい、
何が正しいのかを結果で判断しようとすると、
十中八九、自分の考えが正しくなるでしょう。
なぜそうなるかというと、
自分が正しいことを証明するために、
指導者の指導法が間違っている=結果が出ない
という現実を引き寄せるからです。
すると、
「それみたことか。やっぱり自分のやり方が正しかったのだ」
とより考え方が硬化する一方で、
「それはもう試しました」
「それはもう知っています」
「それはわかっています」
といった反応を繰り返すようになります。
そしてそれは皮肉なことに、
「今の目標は、実は心から望んだ目標ではない」
という意味でもあると思います。
関係性の出来ていない指導者と生徒間だと
上記のようなことが起こりえてしまうことですが、
あまり繰り返しすぎると、
本人の人生にとっても良くない影響になり得てしまうので、
指導者側に注意が必要です。
誰が正しいか、
何が正しいかは一旦横において、
「素直に成長したいと心から思えるかどうか」
そして、
苦しいときには指導者の方を疑いたくなるものですので、
「最後まで信じぬくことの出来るお互いへの信頼関係が、
指導者と生徒の間にあるか」
こそが鍵だと思っています。
そういった指導に出来るような関係性作りを、
当塾では大切にしています。